大阪府の橋下徹知事は14日、記者会見で定額給付金を受け取った府民から寄付を募り、新たな教育事業に充てる構想を明らかにした。小中学校の各教室にパソコンとカメラを設置し、海外の児童生徒と外国語で交流する「学校の国際化事業」などを検討している。
収入上限、年間400万という提案も、いやあ、現実的だと思ったが、寄付を募り、教育事業に役立てようというのは、素晴らしい発想だなあ。うーん、僕が感心したのは、たくさんの制約があるなかで、こういった画期的な具体案にたどり着いたことだ。
ダイヤモンドの年間予測号の野口悠紀雄の記事によれば、2009年は、景気が悪かった、2006年に戻るだけだとのこと。この3年間で上がったことが、この1年で下がるという論旨。そのうえで、テレビも含めたほとんどのエコノミストが、来る好景気に備え、耐え忍び、好景気がやってきたときに、成長するためのしかるべき手段が打つための、準備をしなければならない、ということを、みなが言っている。限られた資源をいかに有効活用し、知恵を振りしぼり、工夫せねばならないということだね。
20年前の8ビットマシン、ないしは、16ビットマシンを思い出してみると。Cコンパイラが手に入らず、BASICの環境でマシン語を動かそうとしていたあのころ。16ビットと言えど、16MHzのV30ではBASICは遅く、限られたツールや、ロジックを工夫してなんとかして早くしようとしていたあのころ。
懐古主義はあまりよいことではないけれど。
がんばろう。