ながさわさんのアレグロモデラート

アレグロモデラート(Allegro moderato)は、速さを示す演奏記号で「穏やかに速く」

フリーになることは、生きていく「手段」でもある

f:id:lakeside_shinnosuke:20170707204432j:plain

先週の木曜、金曜と金沢に出張。金曜の最終のサンダーバードで、大津へ帰ってきました。
翌日、nさわさんがお世話になっているフリーランスの組合で、これからフリーランスになろうというひとを集めた相談会のイベントに、現役のフリーランスの声を伝えるという役割で参加させていただきました。

pe-bank.jp
これですね。

ちなみに、この前の週に、昨年から恒例イベントとしてやっている、フリーエンジニアの仲間で集まる開発合宿というのを、滋賀県彦根市でやっていて、このときに、2時間ほど時間をいただきまして、小職がやっているグループウェア勉強会の増刊号として「テレワーク時代のITエンジニアーの今後~フリーランスの先にあるロールモデル~」というディスカッションをしまして、

www.youtube.com

現在の現場での不満、税制上有利になるための契約の現状、将来のために常駐以外の仕事のやり方の必要性を議論したのですが、同時に、本来のフリーランス個人事業主というものはどういうものであるべきかという議論も行われました。nさわさんがお世話になっているフリーの組合では、プロ野球になぞらえて、所属エンジニアのことを「プロエンジニア」と言っており、その定義を内部で啓蒙しているのですが、そもそも、個人事業主というものは社長であり、その定義は教えられなくても自分らで知っているべきではないのかという論調で、もし、プロエンジニアの世界がプロ野球選手になぞらえたものであるならば、フリーランスの定義がいえて自分でも営業できるひとが1軍。そこまでいかないが主体的に仕事ができるひとが2軍。受動的に仕事をもらっているひとたちは3軍という競争が生まれるランクづけも必要なんではないのか、というところすらまで話は至りました。
個人的に、ひとつ、言い切りたいのは、25歳前後で、フリーランスがなにかということも言えず、高額な報酬を得るため「手段」としてフリーランスにはなってほしくない、ということで、そういったことも、どのように伝えようかと臨んだ、相談会イベントだったのですが、長い前振りで。

相談会は午前と午後に分かれ、全体で10人前後が参加。そのなかのグループディスカッションに参加させていただきました。年齢層、国籍もバリエーション豊かで、この会に参加する理由もさまざまだったように感じました。ご年配の方は、これからの身の振り方を真剣に考えている人、日本国籍以外人には、フリーランスという立場で、会社というものに縛られずに理想の働き方を模索しようとしている人、妙齢で実務を積んでいる人は、自分の中でのフリーランス像というものができあがっていて、あとは案件とのマッチングをするだけの人、今回は、20代のひとがおらず、僕の懸念していたことはなかったですが、そんななかでも、30代前半のひとには、フリーランスという立場を利用しようとするひとよりも、組織に属して働くことに意義が感じられずに、新しい環境に身を置きたいという印象を持ちました。ブラック企業がはびこるなかで、まだ、中小ITベンダにはそういうところがあるのかと、本人に問題があるのであれば別ではありますが、IT企業はそういうところがまだあるのかなあって。高額報酬について執着しているひとはいなかったのが、意外だった。

フリーになるためにはじゅうぶんなスキルが必要であることは間違いないけど、フリーになることは「方法」ではあるけれども、生きていく「手段」でもある。そのなかで、この組合があるべき姿はどういうところなのか。別に僕が考えるべきことではないのだが、フリーのスキルが低くなっているということにはなんらかの対策をしたい。勉強会をやっている理由もそこにある。さてさて。

ごきげんよう