shin'nosuke さんのアレグロモデラート

アレグロモデラート(Allegro moderato)は、速さを示す演奏記号で「穏やかに速く」

今日は用事がないので好きなことを書く

久しぶりに用事のない土曜日。Qlair の「君住む街」を思い出した。



6月1日。今日は晴れ。約束のない休日。
午前11時。君の家を訪ねます。大切な忘れ物を思い出したのです。

ひろちゃん(井ノ部裕子)のソロの曲で、内に秘めた情熱が、ささやかな行動となるという歌詞は、口数は少ないながらも、しっかりとした意志を持つという彼女のイメージにぴったりで、まさに、情景が目に浮かび、せつなさの懐古は、このメロディーによって増幅される。

ちなみに、これはシングルのB面なのだが、A面は初夏に出た「眩しくて」


最年少のあきちゃん(吉田亜紀;当時は16歳だったと思う)を中心に、左のさっちゃん(今井佐知子)は大きくアクションをとり、右のひろちゃんは控えめに振る舞う。黄緑、青、ピンクのパステルカラーのワンピースを身にまとった彼女らが歌うのは、めぐり来た春は思いのほか短く、日差しは夏に近づいてきた。密かに思いを寄せる彼と、彼の彼女の姿は、初夏の日差しのように眩しいが、私は彼女に負けないように深呼吸する。

そして、アルバムにしか入ってない「お引越し」



これは引っ越しの前夜にこの部屋であったことを懐かしみ、次の部屋での新生活に思いを巡らすというもの。これはライブのときのようだが、赤と白のドレスを、あきちゃんはショートカットに大き目のサングラスで、さっちゃんはヘアバンドで、ひろちゃんはシャツを腰で結ぶ、というコーディネイト。この歌はCD音源で聞くと、またいろんな懐古がやってくることうけあいなのだが、ライブでの彼女の出で立ちというのも、ほんとうに彼女ららしいなあ。

ええい。「約束」も載せちゃえ。これもアルバムにしか入っていない。



これは当時のファンの間でも名曲との呼び声が高い。ぼくはライブとか行ったことないが、この曲の前奏がはじまったときの盛り上がりを想像するのは難くない。もう36歳になってしまったが、胸を締め付けられるような感じは、まだする。


はい。アンチエイジング終わり。仕事しよ。

ごきげんよう。