ながさわさんのアレグロモデラート

アレグロモデラート(Allegro moderato)は、速さを示す演奏記号で「穏やかに速く」

仕事の正解ってなんなんでしょうかね


という発言。みなさんに答えはあるか。



僕にとっては鬼門といえる、川沿いに立ち並ぶ高層ビル群。そのドアの向こうでは何が行われているかはわからないが、別の場所から、その場所とのやりとりを、客観的に見ていると、浪花節とは程遠い、冷たく機械的で、自分に火の粉がふりかからないようにするためだけのものであった。

立場の違いはあれど、そのフロアとは遮られた自席。机も広く、椅子も上等、モダーンでエクスペリエンスすぎるが、速い端末、安い自販機と、リバーサイドのパノラマが一望できる喫煙所が、自席からたった30秒。誰からも話しかけられず、落ち着いて、そしてすばやく、プログラミングができる。打ち合わせもあまりない。変な火の粉も降りかからない。少なくとも、あの壁のこちら側は、非常にフツーのオフィスである。

あの壁の向こう側、ようするに、これまであまりよしとしていなかったやりとりが繰り広げられてきた場所は、おそらくは、非常にゆっくりとではあるが、張り詰めた空気が流れているだろう。ソフトウェアの特性にもよるのだろうが、おそらく、いくつかのデスマーチを越え、だれも成敗されず、何の体制変更も行われないまま、それぞれの非はそれぞれで抱えざるを得なく、とはいえ、その状態が、なにかのきっかけで改善されるようなものでもなく、自分が自分の身を守るために、中堅独立系のエンジニアからしてみれば、言葉遊びにしか聞こえない、真実のない議論が繰り広げられているだろう。これまでは、浪花節や、感情的な議論がまれに繰り広げられてきたが、コンプライアンスとか、でかいルールはなにひとつないのに、細かいルールだらけでがんじがらめになっている、結果的に、自分の仕事を、割り切って、こなさざるを得ない、非常に、複雑な経緯に基づいて形成された、簡単に泳ぐには難しいフロア、になっているだろう。

そこまで見極めることができず、上述の客観視してきたやりとりを、自らのエンジニアリング観と、この周辺での経験と照らして、いくつか施してきた策は、単一のプロジェクトとしてみた場合は、間違いではなかっただろう。しかし、単一のプロジェクトとして見なかったことと、川沿いのビル群に対しての感情的な思いがあったことは、僕の不徳と致すところだろう。まだまだ未熟者である。

この2ヶ月のプロジェクト観は、なにひとつ間違っていた。はっきり言って、どうやって、自分の考え方の軌道修正するべきかどうかわからない。


とはいえ、これまで声高に訴えたいくつかの施策によって、このゆるやかな状況が生み出されたのかどうだろうかの見極めもしなければならないし、週明けで新たな現場に常駐して、3日になる。初日3日で、プロジェクトがどうなっていくのかを、見極めることは、僕に課しているルールのひとつだ。



仕事の正解ってなんでしょうかね。少なくとも、短納期、低予算がはびこる、システムエンジニアリングの世界にとっては、さらに、この言葉の持ち主に対しての言葉は、「全部100点である必要はない。」だろう。あと、もひとつの正解は、9:00に来て、できるだけ18:00に帰ることが、やはり正解だろう。月240時間くらいで、へとへとになっている僕が情けない。
 
 
 
ごきげんよう。